第1戦で3位の渡部暁斗(北野建設)が今季初優勝、昨季終盤の3月11日以来となる通算10勝目を挙げた。日本勢のW杯複合2桁勝利到達は、通算19勝の荻原健司に次いで2人目。

 渡部暁は前半飛躍(ヒルサイズ=HS142メートル)で142・5メートルを飛び、158・6点でトップに立つと、2位に16秒差をつけて出た後半距離(10キロ)でリードを広げて逃げ切った。

 渡部善斗(北野建設)は16位、渡部剛弘(ガリウム)は25位、永井秀昭(岐阜日野自動車)は32位、清水亜久里(ユーグレナ)は42位だった。加藤大平(サッポロノルディックク)は予選落ちした。

 

 ◆渡部暁斗の話 意外と余裕を持って走れた。後ろが(集団で)けん制しあってくれたのもよかったし、いろいろうまくかみ合った。こういうレースができればいい。完全に体調が戻って、さらにパワフルな走りができればもっと面白い。