リオデジャネイロ五輪金メダルの登坂絵莉(24=東新住建)が、まさかの形で棄権した。

 左膝などのけがを負いながら強行出場した準々決勝は7-4で勝利を収めた。試合後、栄和人強化本部長が「明日は棄権しよう」と棄権を言い渡し、登坂も「はい」と受け入れた。

 10月の代表合宿中に左膝と左足首の靱帯(じんたい)を損傷。全治3カ月と診断され、今大会の出場を21日夜まで悩んだが「選手である以上出たい」との思いで強行出場した。試合後は「やっぱり難しい。攻めることは出来たけど、ディフェンスに課題があった。もう少し出来ると思った」などと話していた。