元世界ランク4位で現在は同27位の錦織圭(28=日清食品)が、復帰第3戦となる2回戦で同162位のマティアス・バヒンガー(30=ドイツ)に4-6、6-4、6-4で逆転勝ちし、8強進出を決めた。

 第1セットは第3ゲームで先にブレークしたが、すぐさまミスにつけ込まれてブレークバックされ、第10ゲームもブレークされて先取された。第2セットでは第8ゲームの2度のブレークピンチをしのぎ、続く第9ゲームで鮮やかなドロップショットを決めブレークして奪い返した。第3セットは苦しみながらのキープが続いたが、徐々にストロークにキレが増し始め、第7ゲームでラリーに競り勝ってブレークして流れをつかみ、第10ゲームもラブゲームで圧倒してキープし、勝利をものにした。

 1日(日本時間2日午前10時以降開始予定)に行われる準々決勝では、ラッキールーザーの同295位ドミニク・コプファー(23=ドイツ)と初対戦する。