日本レスリング協会は8日、東京都内で理事会を開き、女子で五輪4連覇を成し遂げた伊調馨(ALSOK)が栄和人強化本部長からパワーハラスメントを繰り返し受けたとする告発状が内閣府に出された問題で、伊調馨や栄和人氏ら関係者に聞き取り調査を行う第三者機関のメンバーに元福岡高検検事長の有田知徳氏ら弁護士3人を選んだ。

 栄氏が日本選手団の本部長として参加予定だった17、18日の女子ワールドカップ(高崎アリーナ)を休養することも決まった。

 日本協会によると、同氏は体調を崩し、自宅療養中。

 日本協会は6日の倫理委員会で、聞き取り調査を弁護士による第三者機関に委託することを決め、早ければ2~3週間で調査を終える予定としていた。