中地区6位の横浜ビー・コルセアーズは同2位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズに敗れ、B1残留プレーオフへの進出が決定した。

 第4クオーター(Q)は点差がほぼない状態で互いに逆転し合う展開に。残り1分6秒で70-71と逆転を許し、そこから2本のシュートを決められ70-75。再逆転とはならず敗れた。

 この試合で、昨年10月に右足アキレス腱(けん)断裂のけがを負った主将の湊谷安玲久司朱(みなとやあれくしす、29)がようやく復帰戦を迎えた。ブースター(熱心なサポーター)の温かな拍手に迎えられ湊谷は「半年間、何回も心が折れそうになってきつかったけれど、ブースターの『待ってるよ』の声が励みだった。この半年はプレーで引っ張ることができなかたので、今季残りはキャプテンとしてプレーで引っ張ることを第一に頑張りたい」と決意を新たにした。

 試合に出られない時期は、ベンチでチームメートの試合を見てきた。「ベンチでずっと冷静に見ていたおかげで、コートに立っても冷静でいることができた。もっと緊張して頭が真っ白になるかと思っていた」と苦しかった時期を糧に、収穫を得ていた。

 一方、この試合の負けによって2年連続でのB1残留プレーオフへの進出が決定。「主将としてブースターに申し訳ない気持ちでいっぱい。切り替えるしかないので残留目指して良い形で終わりたい」と前を向いた。【戸田月菜】