ボルダリング・ワールドカップ八王子大会が2、3日に東京・八王子エスフォルタアリーナで行われる。スポーツクライミングが20年東京オリンピックの正式種目に採用され、注目度は年々アップ。今年のW杯八王子大会は「魅せる」ための工夫も進化させている。

 今大会の準決勝と決勝が行われる3日は、国内大会で初めて有料指定席を設置した。昨年は全席自由で2500円だったが、今年はアリーナ前方指定席を4500円(いずれも前売り)とした。それでも、発売から約3週間で完売。総観客席も昨年より約500席増やし、合計2660席。大会を運営する日本山岳・スポーツクライミング協会の尾形好雄専務理事は「最初は料金設定に反対したけれど、この売れ行きに驚いている」と目を細めた。

 今大会はNHK衛星放送で初めて生中継され、サブアリーナには飲食や物販ブースを展開する。「ここ1年、メディアの取り上げが増えて、売り上げにもつながった」と注目の高さを実感していた。

 スポーツクライミングの競技中は、ウオール(壁)にプロジェクションマッピングを投影する演出が最大の特徴。16年代々木第2体育館でのボルダリング・ジャパンカップ(BJC)で本格的な演出を始め、日本協会が携わるのは4度目。2月のBJCでは選手が登っていない壁に選手情報を掲出した。協会の村岡正己スポーツクライミング部部長は「日本の演出は海外からも高く評価されている。八王子ではもっと進化しますよ」とにやりと笑った。【戸田月菜】