世界２１位の錦織圭（２８＝日清食品）が、完ぺきなテニスで４年連続での１６強入りだ。

　元世界６位、先週のリヨン大会準優勝と波に乗る同６５位のジル・シモン（フランス）に６－３、６－１、６－３のストレート勝ち。１度も自分のサービスゲームを落とさず、過去４度の全仏３回戦では負け知らずの実力を存分に披露した。次戦は同８位のティエム（オーストリア）と対戦する。対戦成績は錦織から２勝０敗。

　主な一問一答は次の通り。

　－どのショットがカギだったか

　錦織　今日は、そんなに狙ってなくてもライン際に吸い込まれたりした。そんなに狙ってないのになと心の中では思っていたけど。こういう試合で、（そういうショットが）徐々に増えてくれると、試合も自然と楽しくなってくれる。

　－相手にとって危険な選手になっているか

　錦織　ちょっとずつですけど、自信を取り戻してはいる。自分がベストのプレーができれば絶対に勝てるだろうし。いろんな調子が１００％に整えば、勝てるチャンスはどの選手にもある。

　－４回戦でトップ１０と当たる

　錦織　特に今日いい試合ができたので、そんなに気持ち的に、もうか、という思いは、そこまではない。当たるのは最初の方から分かっていたし。とりあえず、ラファ（ナダル）じゃなくてよかった。

　－そのティエムには

　錦織　次からは、そんなに自分が攻めてばっかりでは勝てない相手なので、いろんな駆け引きを楽しんでプレーできたらなと思う。

　◆ＷＯＷＯＷ放送　２７日～６月１４日。連日生放送。