14年リオデジャネイロ五輪団体総合金メダリストの田中佑典(28=コナミスポーツ)は平行棒で15・233点を出し、2連覇を達成した。

 Dスコア(技術点)6・300点、Eスコア(技の出来栄え)8・933点。「目標にしていたミッションもほぼほぼクリアできた」。鉄棒でも14・766点の2位に食い込み、充実感がにじんだ。

 世界選手権(10~11月・ドーハ)のメンバーにも決定。リオ五輪以来の代表復帰となった。「重圧のある位置に戻ってこられたうれしさをかみしめながら、練習を積んで、自分の体操が世界選手権でもできるように頑張りたい」と力を込めた。個人でも活躍した上で、団体優勝を目標に掲げる。「美しい体操を心掛けている。こだわりをもっているところ。美しい体操は伝染すると思っている。練習から発揮し、一緒に練習しながら、高め合っていけたら」と話した。