日本スポーツ振興センター(JSC)は6日、国立スポーツ科学センター(JISS)の宿泊施設で機器の不具合により酸素濃度が低くなり、滞在していた男子選手1人が体調不良を訴えるトラブルがあったと発表した。選手は回復に向かっているという。
宿泊施設は選手の心肺機能強化のため、73室のうち67室で標高1800メートルから3千メートルに相当する範囲で低酸素状態に設定できる仕組みになっている。JSCによると3日午前6時半ごろ、選手がコーチに頭痛、吐き気などの症状を訴え、病院に向かった。宿泊していた部屋は低酸素状態に設定していなかったが、低酸素の空気の出入りを制御する弁が、何らかの原因で開いていたという。選手名や競技は明らかにされていない。
JISSは主にトップ選手が活用するスポーツ医科学、情報の拠点で、トレーニングや医療の設備を備えている。JSCは今後、宿泊室の酸素濃度を常時監視する方針を明らかにし「施設の安全管理をさらに徹底し、再発防止に努める」としている。


