日本がワールドグループ2部残留に王手をかけた。第1試合で、世界104位、NO・1の土居美咲(27=ミキハウス)が、日本に幸先のいい勝利をもたらした。同176位のホヘンカンプ(27)に6-3、6-4のストレート勝ち。続くNO・2の日比野菜緒(24=ブラス)も6-1、6-2と圧勝し、日本が通算2勝0敗で第1日を終えた。

土居は、第1セット4-1とリードし、主導権を握った。2月のワールドグループ2部1回戦対スペインとの第1日、自分が敗れたことで、スペインを勢いに乗せ日本が敗れたと感じていた。今度こそは勝ちたい。その思いが強かった。「(リベンジを)めちゃくちゃ意識していた。それが達成できて、自分にも日本にもいい勝利となった」

第1セットを奪うと、第2セットも一気に4-0とリード。その後、3ゲームを連取され追い上げられたが、追いつかれる前に、しっかりと相手に行きかけた流れを断ち切った。

対戦はシングルス4試合、ダブルス1試合の計5試合を2日間で戦い3勝したチームが勝ち。勝てば20年同グループ2部に残留し、敗れれば地域ゾーンに転落する。エースで世界1位の大坂なおみ(21=日清食品)は今対戦の代表入りを辞退している。