日本快勝発進、中田久美監督が目赤くして佐藤を称賛

<バレーボール女子:W杯>◇第1日◇14日◇横浜アリーナほか◇12チーム総当たり戦

世界ランキング6位の日本が同10位のドミニカ共和国を3-1で下し、81年以来10大会ぶりのメダル獲得へ白星スタートを切った。

中田久美監督(54)は試合直後のオンコートインタビューで両目を赤くしながら試合を振り返った。「とにかくよく拾って、佐藤がバックアタックをよく使った。勢いに乗っていきたい」。

先発したセッター佐藤美弥(29=日立)のトスワークが光った。ミドルの攻撃を巧みに使うことで定評があるが、この日は大胆にボールを散らした。チームメートの粘りのレシーブを丁寧に、正確に配球。特にバックアタックを多用することでドミニカの高いブロックを分散させ、チームの被ブロックは5つだけ。古賀紗理那(23=NEC)の両チーム最多28得点、石井優希(28=久光製薬)の21得点を引き出し、快勝を呼び込んだ。

「相手がミドルをマークしてきたことで、2人バックアタックを決めてくれた。ただ、緊張して立ち上がりにアタッカーに打ち切らせることができなかった。相手にもよりますが、ライトとミドルも割合を増やしてみたい」と佐藤は笑顔を見せることなく、反省と課題を挙げた。

20年東京オリンピック(五輪)でメダルを目指す中田ジャパンにとって最大の懸案事項がエースセッターの確立で、今大会では佐藤とリオデジャネイロ五輪代表の宮下遙(25=岡山シーガルズ)がメンバー入りしている。大事な開幕戦で佐藤が合格点のプレーを披露し、6月のネーションズリーグで敗れた難敵に雪辱した。15日には世界5位のロシアと対戦する。

その他の写真

  • 日本―ドミニカ共和国 第3セット、トスを上げる佐藤(共同)
  • 日本―ドミニカ共和国 第3セット、得点を喜ぶ古賀(2)、荒木(5)ら(共同)