男子テニスで、世界13位の錦織圭(30=日清食品)が30日、20年1月3日開幕の国別対抗戦ATPカップ(パース)、同20日から始まる全豪(メルボルン)を「100%の準備ができていない」として、自身のアプリで欠場を発表した。

錦織は10月に痛めていた右ひじの手術を受け、リハビリ中。スポンジボールから、現在は通常のボールを打ち始めており、回復の経過は順調だ。しかし、「絶対に無理はしたくない」と話しており、万全の準備で復帰したいと考えている。同年2月10日からのニューヨークオープンにエントリーしており、順当に行けば同大会からの復帰となる。ただ、今年の1月のブリスベン国際で優勝した250点、全豪ベスト8の360点が失効するため、世界ランクは25位前後に転落する。復帰後は、早期回戦での上位シードとの対戦が予想され、7月の東京五輪までに、どのぐらい戻せるかがカギとなる。