5年間の活動を終えたスーパーラグビー(SR)の日本チーム、サンウルブズの渡瀬裕司最高経営責任者(CEO、57)が2日、オンライン形式で記者会見を行い、ファンへ感謝の言葉を伝えた。

渡瀬氏は「(チームの)伸びしろがある中、こういった形でシーズンが終了して申し訳ない。覚悟を決めて集まってくれた選手、ファンの皆さまには本当に感謝している」と謝意を示した。新型コロナウイルスの収束を前提として、オンラインを含めたファン感謝インベントを開催する考えも明かした。

サンウルブズは昨年3月に20年シーズン限りでのSR除外が決定。さらに、今季は新型コロナの影響で公式戦が3月下旬に中断し、オーストラリアでの代替大会参戦を調整したが、厳しい入国制限などを理由に断念した。シーズン打ち切りにより選手の給与カットも実施され、全選手が納得して活動を終えた。

サンウルブズの今後については未定。渡瀬氏は、直面するコロナ禍の現実とも向き合いながら「本当に無念だが、選手はたちにはこの経験を学びとして今後にいかしてほしい」と、さらなる活躍に期待を込めた。