500メートルで今大会6連覇を果たした小平奈緒(34=相沢病院)は、1分15秒62で2位だった。前日23日の500メートルで反省した「スタートでの意識」を心掛けたが、大会新記録で4連覇を達成した高木美帆に1秒41及ばなかった。

レース後、小平は「昨日の反省を踏まえて、スタートから集中したが、タイムに結びつかなかった。まだ、コンディションの面でうまくはまってない部分がある。焦りはないが、余裕もない」と振り返った。

500メートルでは、昨年10月の台風19号で被災した長野県のリンゴ農家を勇気づけるために、赤の“リンゴユニホーム”を着用した。この日は青の“リンゴユニホーム”で出場し、「500メートルはみなさん含めて特別な思いがある距離だと思うので赤。1000メートルはいつもの自分らしい色ということで、自分らしく滑るために練習と同じものを着た」と説明した。