日本バスケットボール協会は24日、新型コロナウイルス感染症の陽性反応者が出た男子代表強化合宿を、22日で打ち切っていたことを発表した。発表までに時間を要したことについて、担当者は「関係各所との調整や事実確認などに時間がかかった」と説明した。

陽性反応を示していたB1千葉ジェッツの選手はエドワーズ・ギャビン(32)だったとした。所属先の方針で選手名を明かしていなかったが、他クラブへの影響もあることから、千葉からの申し入れがあり陽性者名を公表した。エドワーズは22日午前の発表では無症状とされていたが、同日午後より発熱の症状が出た。

千葉によると、エドワーズは保健所が指定する宿泊施設にて隔離療養中。最短で来月3日にチーム合流予定で、リーグ戦再開となる同月2日のアウェー北海道戦には同行しない。

千葉は21日、選手2人とスタッフ1人に陽性反応が出たことを発表していた。エドワーズ以外のもう1人の選手については、プライバシー保護を理由に名前を明らかにしていない。

日本協会によると、代表合宿参加者ではチェンバース・アキ(30=横浜)が保健所に濃厚接触者として判断されたが、PCR検査の結果、陰性と判定された。それ以外の17選手と全チームスタッフは濃厚接触者にあたらなかった。