北京オリンピック(五輪)で日本カーリング史上初の銀メダルを獲得した日本代表ロコ・ソラーレが11日、拠点とする北見市内で会見に臨んだ。スキップの藤沢五月(30)らは「やっと帰ってくることができて安心した」と声をそろえ、安堵(あんど)の表情を浮かべた。会見前には北見市の辻直孝市長を表敬訪問。選手5人に市民特別栄誉賞が授与された。

昨年9月に海外遠征に出発してから、半年近く日本を離れた。帰国後の隔離期間を経て、久しぶりに北海道・女満別空港に到着したときには、チーム創設者でもある本橋麻里代表理事がお出迎え。サードの吉田知那美は「ようやく国に帰って来ることができた安心感でちょっと泣いてしまいました」と振り返った。

北京五輪閉幕から約3週間が経過した。「もうだいぶ日にちが経ったような感覚でいる」と振り返った藤沢は、平昌五輪で銅メダル獲得してからここまでの道のりを、「人生としてすごく成長させてもらえた4年間だったかなと思う」と実感を込めた。

地元の応援についてセカンドの鈴木は、昨年12月の五輪最終予選プレーオフ直前に、北見からの応援旗が「ベストタイミングで」届いていたというエピソードを明かし、改めて感謝。帰国後の報道などを通じて、「自分の子どもや孫のような感覚でチームを応援してくれている方が北見市にはたくさんいる。帰ってきて、そのことをあらためて実感している」と話した。

リードの吉田夕梨花も、「本当に温かく応援されているなと感じた。この町でちゃんと育っているなと実感できるのがこの北見市の応援なのかな」とうなずいた。

リザーブの石崎琴美は、「1人だけ新千歳に降りたんですが、久しぶりに雪の多さを見て、北海道に帰ってきたと実感がわいた」と振り返った。43歳でのメダル獲得は、冬季五輪における日本選手としての最年長記録を更新。「表彰台は私の夢だった場所。そこにこのメンバーと立てたことがなによりもうれしい」とうなずいた。

今後チームは、4月のグランドスラム(カナダ)に出場予定。その後は5月に地元の北見市常呂町で行われる日本選手権で今シーズンを締めくくる。