ケンカ話を笑って披露できる関係性に、強さのゆえんがある。
強化委員会推薦で出場している「チーム柳澤」の柳澤実知(みさと)、小泉聡組が予選リーグ2試合目に臨み、8-5で逃げ切った。
2連勝を狙い、21年の同大会3位決定戦で敗れた小穴桃里、青木豪組と対戦。第1エンド(E)で3点を先制し、流れを引き寄せた。
3-1で迎えた後攻の第3Eでは、大量失点のピンチを招いたものの、柳澤がラストドローを中心に寄せた。このエンドを最少失点で切り抜け、反撃を許さなかった。
柳澤は笑顔を浮かべ、「2人でコミュニケーションをとれたので勝てたと思います。うれしいです」と声を弾ませた。
2人の相性の良さが光った試合だったが、普段はぶつかることもあるという。きっちりした性格の小泉に対し、柳澤は「私にはない部分なので、ケンカになることもあるんです」と暴露。「手の出る寸前まで。でも手まではギリギリ出ない」と笑って明かした。
それを受けた小泉は「大体、私が不機嫌になるんです」とちょっぴり反省。仲直りの方法は「お互いがちょっと譲り合う感じ」とした。
ただ、そう言い合えるのは、信頼関係があるからこそ。柳澤が「尊敬しています」と繰り返すと、小泉はピンチになった第3Eを振り返りながら「私のテイクが決まらなくて危うかったんですけど、最後は(柳澤)がドロー系を決めてくれた」と感謝を込めた。
2連勝スタートを飾り、翌23日からは1日2試合とタイトな日程が続く。小泉は「勝敗はあまり考えず、自分たちのプレーができれば」と誓った。
悲願の初優勝へ。お互いに頼り合い、ペアの不足は補い合っていく。【藤塚大輔】


