東福岡は、同校2度目となる連覇を果たせずうなだれた。点差わずか3点。互いに守備力が光るロースコアゲームは、桐蔭学園(神奈川)に軍配が上がった。
前半はボールをキープして前進してくる相手に押されて自陣でのプレーが続いた。
ただし、8点ビハインドで迎えた後半は徐々に攻撃機会を得て、16分にCTB神拓実(3年)がトライ。ゴールラインまで攻め込まれても突き返してグラウディングを阻むなど、終始粘り強いDFを貫いたが、あと1本が決めきれず優勝を逃した。
トライを決めたCTB神は、目を赤らめながら「悔しい」と何度もこぼした。昨春の選抜大会決勝で19-34で敗れた相手。
「桐蔭学園を倒そうってみんな必死で練習してきて」と1年間の努力を思い起こし「自分たちの持ち味を出せなかった。優勝だけを目標にやってきたので、悔しい思いでいっぱい」と唇をかんだ。
SO井上晴生(3年)は「完全に自分のミス」とむせび泣いた。今大会調子を上げ、監督からも「覚醒してる」と評されていた。この日も精度の高いキックでチームに貢献したが、前半24分に自陣深くでターンオーバーしたボールをこぼし、ノックオン。それが相手の先制トライにつながってしまった。
「あのトライが生まれたのは僕のキャッチミスからで。せっかく仲間が頑張ってくれたのにトライを取られて、その5点が後半響いて…」。
消化できない感情を抱えながら、聖地を去った。


