中国の競泳23選手が東京五輪前のドーピング検査で陽性となりながら出場が許可された問題で、英国とオーストラリアの反ドーピング機関が世界反ドーピング機関(WADA)に再調査を求めたと25日、ロイター通信が報じた。WADAに対し「規定の枠組みやプロセスから独立した再調査の開始」をともに要求した。

英国の機関は「再調査を促進させることで、WADAの信頼回復につながる」とし、オーストラリアの機関は「世界の選手が反ドーピングの仕組みを信頼し、全ての大会が公平に行われていると自信を持つ必要がある」と声明で主張した。