杉原愛子(24=TRyAS)は5位で大会を終え、日本女子では史上3人目の五輪3大会目の代表には届かなかった。リオデジャネイロ、東京に続く3回目の五輪となり、池田(田中)敬子、広中(松久)ミユキに続く快挙まで迫ったが、上位4人までに入れず、チーム貢献度で決まる5人目にも選ばれなかった。今後は補欠として、5人の代表を支える。
この日は段違い平行棒で落下があった。平均台、床運動と高得点を並べ、「楽しんでもらいたいという気持ちでやった」と振り返った。試合後には悔し涙も浮かべたが、今後は補欠としてパリまで帯同する。初代表、全員が10代の後輩たちを支えることを誓い、「オリンピックでのみんなの良い演技をみてほしい」と願った。
杉原は21年東京五輪後には、競技生活に一区切りつけることを決断。その後は指導者やリポーターなど、新たな角度から関わることで体操の魅力を再認識し、「メジャースポーツにしたい」と昨年11月に選手に復帰した。
3月には新しく女子体操サークル「Jts」を立ち上げた。SNSを通じた情報発信、若手選手の経済的サポート、他競技選手や栄養学の専門家らと交流するアカデミックプログラムなどの活動を先導。選手としても戦いながら、後進に背中を見せていく覚悟を見せていた。
◆体操のパリ五輪代表選考 男女ともに5人。男子は昨秋の世界選手権で個人総合2連覇の橋本大輝が内定し、全日本選手権の得点(予選と決勝の合計)を持ち点に争う5月のNHK杯(高崎アリーナ)で上位2人を選出。残り2人はチーム貢献度で決まる。女子はNHK杯の上位4人とチーム貢献度で1人が代表入りする。チーム貢献度は種目別で強いスペシャリストが有利。個人総合で選ばれた選手とチームを組んだ場合に団体総合の得点が最も高くなる選手を選び、男子の1人はNHK杯10位以内。


