フィギュアスケート男子で3月の世界選手権銅メダルの鍵山優真(22=オリエンタルバイオ/中京大)が、“チャラ男”に変身する。

27日、KOSE新横浜スケートセンターで開幕したアイスショー「ドリーム・オン・アイス(DOI)」に出演。初披露となった新ショートプログラム(SP)の「I Wish」に乗せ、4回転-3回転の連続トーループなどを降りた。

軽快なジャズ調の楽曲とあり、振付師のローリー・ニコル氏からは「女の子が寄ってきて、調子に乗って酔いしれるような感じ」とイメージを授けられている。この日は観客とも目を合わせながら滑ったといい「いい意味で力を抜いたり、ニヤッと笑うところを意識したい」とポイントを語った。

来年2月にミラノ・コルティナ五輪を控える中、鍵山の希望もあって同演目がつくられた。個人と団体で銀メダルをつかんだ22年北京五輪SPで「When You're smiling」を滑った経験をもとに、ローリー氏へ「ジャズっぽい明るい曲調をやりたい」と相談。「北京五輪のショートが自分に合っていると思う」と理由があった。

4季前と重ね合わせた選曲となったが、目指すは4年間での成長を示すこと。「18歳の時は若さ全開という感じだったが、今は22歳となり、新たな自分らしさが生まれていると思う」と口にし「4年を経て、成長したプログラムを見せたい」と思い描いた。

今季は好不調の波があり「自分に負けてばかりだった」と省みている。新シーズンの初戦はみなとアクルス杯(7月20~22日、名古屋市・邦和みなとスポーツ&カルチャー)と明言。ミラノ五輪シーズンへ「団体と個人で金メダルを目指している。1日も無駄にせず努力していきたい」と固く誓った。【藤塚大輔】