3月の世界選手権銅メダルの鍵山優真(22=オリエンタルバイオ/中京大)は84・94点で首位発進したものの、表情は晴れなかった。
冒頭の4回転-3回転の連続トーループは着氷が乱れて、セカンドジャンプが2回転となるミス。4回転フリップも転倒となった。まだ今季2戦目ではあるが、銀メダルだった22年北京五輪での自己ベストを23・18点下回る結果に「練習の延長線上と考えている。実力を知るための大会。これが今の実力」と受け止めた。
今大会は来年2月のミラノ・コルティナ五輪の有力候補が集結。五輪の最重要選考会となる12月の全日本選手権を引き合いに「真夏の全日本」と期しただけに落胆の色が濃かったが、今季からSPで組み込む4回転フリップへの挑戦は前向きに捉えている。
サルコーと比べて基礎点が1・30点高く、少しでも得点を上積みすることが狙い。「パーフェクトの演技でも『ここまでしかいかないのか』というラインが見えた」と感じていたこともあり、新たに取り組んでいる。成功はならずも「まずはこの構成でしっかりノーミスをしないと、前の構成とどれくらいの差があるか分からない。しっかり降りれば自己ベストを狙えると思う」と、今後も継続する姿勢を示した。
2位は山本草太(MIXI)で83・72点、3位は中村俊介(木下アカデミー)で81・06点だった。フリーは11日に行われる。


