実はすごいラブスカフニの1人で完結トライ/今泉清

<ラグビーワールドカップ(W杯):日本30-10ロシア>◇1次リーグA組◇20日◇味の素スタジアム

松島の3トライが目立ったが、実はラブスカフニのトライが素晴らしかった。相手からボールを奪い、1人で走りきって決めた。後半の立ち上がりで、試合の流れを決める上で大事な時間帯。ここで1本取れたことが、快勝につながった。

まず良かったのは、タックルで相手ボールを奪ったこと。相手を倒すことばかりに目がいきがちなタックルだが、本来の目的はボールを奪うこと。それを忠実に実行した。さらに奪うだけで満足することなく、すぐに前を向いて走った。1人でやってくれるのだから、周りの選手は助かる。

ラグビーはトライを奪い合うゲーム。そのために、まず相手からボールを奪うことが必要になる。シンプルなことだが、それが意外とできない。ボールを奪って、そのボールをトライする。このトライには、ラグビーで大切なものが詰まっていた。(元日本代表)

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  • 日本対ロシア 後半、トライを決め、フィフティーンと喜ぶフランカー・ラブスカフニ(左から2人目)(撮影・鈴木みどり)
  • 日本対ロシア 前半、相手キックをチャージするフランカー・ラブスカフニ(中央)とフッカー堀江(撮影・狩俣裕三)