交通事故偽装で休業補償金詐欺
交通事故を偽装して休業補償金をだまし取ったとして、警視庁捜査1課と万世橋署は15日までに、詐欺容疑で不動産業などの40−56歳の男7人を逮捕、主犯とみられる1人の逮捕状を取った。
7人の中には、フィリピンで昨年7月、銃で撃たれ殺害された東京都葛飾区の不動産業油科孝章さん(40)に同行した40代と50代の2人が含まれており、2人は、油科さんにかけられた死亡時1億円の保険の受取人になっていた。
フィリピン国家警察は、現地の目撃情報などから事件に日本人が関与したとみており、捜査1課は、殺害事件へのかかわりについても慎重に捜査する。
調べでは、7人は昨年2月23日夕、千代田区神田和泉町の路上で交通事故を偽装、保険会社2社から休業補償金計約1800万円をだまし取った疑い。
フィリピンの事件は昨年7月28日未明、フィリピン北部バタンガス州(ルソン島)サントトマスで、油科さんが首を後ろから撃たれ殺害されているのが見つかった。
現場付近で、日本語を話す2人の男が目撃されていた。
[2006/2/15/12:18]
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