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  現代医学が明かす漢方の威力
 

【第48回】

西洋薬との組み合わせが効く

現代医学が明かす漢方の威力

更年期障害(2)

 大阪医大産婦人科の後山尚久助教授によると、漢方では、更年期障害は「気・血・水」すべてのバランスが崩れた状態と考えられているそうだ。気はエネルギーのことで、これが不足すると気虚、滞ると気うつ(気滞)になる。下から上に逆行するのが気逆。血は血液のことで、血流が滞った状態がお血、水は水分で、水分が異常に貯留した状態が水毒だ。この3つのバランスが狂うことで、さまざまな症状が表れる。

 婦人科の3大漢方薬として知られる当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遙散(かみしょうようさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は、実はこの気・血・水、のすべてに効くのだそうだ。「強い効果ではありませんが、どこに異常があってもマイルドに効きます」と後山助教授。

 したがってこの3つを使い分ければ、半分ぐらいの人に効果があるそうだ。実際に後山助教授は更年期障害の人の4割に漢方薬を処方しているが、その半分がこの3つの漢方薬だ。症状の中で一番のぼせが強ければ桂枝茯苓丸、動悸(どうき)が強ければ加味逍遙散、冷えが強ければ当帰芍薬散というのが大ざっぱな目安。これに当てはまらない場合、「だるさが強ければ補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、イライラが強ければ抑肝散(よくかんさん)など、三十数種類を使い分けている」そうだ。

 といっても、後山助教授は漢方のみで治療するのではなく、西洋薬とうまく組み合わせることを提唱している。例えば、ホットフラッシュや寝汗がひどければ、漢方を中心に短期間ホルモン補充療法を行う。イライラが強ければ漢方薬に加えて抗不安薬を処方するといった具合だ。

 「更年期障害の症状には内分泌、循環器、免疫、神経伝達物質などいろいろな身体の働きが織物の縦糸と横糸のように絡み合って関与しているので、漢方薬がどこにどう作用しているのか、解明するのも難しいのです。こういう場合は漢方の古典に従うのが早道。長い歴史の中で間違っていれば消えているはずだからです。そこには何らかの作用機序のヒントがあるはずで、それを今の科学で解明していくことが大切なのです」。

【ジャーナリスト 祢津加奈子】

症状

 水毒や血虚によるめまい、冷え、脱力感などは当帰芍薬散、気逆や気うつによる不眠、イライラ、のぼせなどは加味逍遙散、お血によるのぼせや肩こり、頭痛には桂枝茯苓丸が向く。
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