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  〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今
 

【第82回】

地域でのサポート利用

〜子どもたちが分からなくなった〜思春期外来は今

統合失調症(3)

 統合失調症は、思春期に発病することの多い病気で、思考や感情の統合が障害され、脳の機能の調和が一時的に失われている状態をいう。たかぎクリニック(京都市)の精神科医・高木俊介医師は「病名が精神分裂病から統合失調症に変わって以来、患者、家族と治療者の間の風通しが良くなり、病名に衝撃を受けたり、絶望したりすることが減りました」と話し、旧病名が持っていた暗いイメージが、患者や家族を苦しめた時代を振り返る。

 心の病は、医師や看護師、ソーシャルワーカーなど医療や福祉関係者と患者が互いに信頼し、協力して治療を進めるのが理想だが、長年、病名がそれを阻んできたとも言える。「統合失調症は、100〜120人に1人はかかるという意味で、よくある病気で、発病してもその3分の1は完治します。脳の一部分に不調が起きているのですが、それは薬でコントロールが可能です」。高木医師は、思春期に発症した患者やその家族が、正確な情報を知り、病気を受け入れられるよう、丁寧に説明をしている。

 現在は入院は最低限度にとどめ、主に外来で治療をするようになってきた。病院ではなく地域で患者が安心して暮らすためには、困った時のサポート体制が不可欠だ。高木医師らは今年から「往診専門クリニック」と「精神科訪問看護ステーション」を開設。同時に、精神障害者にかかわるさまざまな職種や研究者が集まって生活支援を行うNPO法人京都メンタルケア・アクションを創設し、訪問診療・生活支援体制をスタートさせた。これは「包括型地域生活支援」(ACT)と呼ばれ、世界の精神医療では最も好ましいとされている方法だ。

 「入院治療が中心の時代には、統合失調症になると学校や職場や地域社会から去ることを余儀なくされることが多かった。でも心の病気は誰でもかかる可能性があります。子どもたちが知識を持つことは、互いの理解だけでなく病気の予防にもつながります」と中学校や高校でも心の病についての教育を行なうことを勧める。高木医師は、病を理解するための1冊として「思春期理解とこころの病」を推薦している。

【ジャーナリスト 月崎時央】

◆「思春期理解とこころの病」(解放出版社)

 思春期の心について医療関係者、教師、患者がそれぞれの立場から解説している。問い合わせは(電話)06・6561・5273。
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