北京オリンピックフィギュアスケート男子で4位だった羽生結弦(27=ANA)が14日、北京市内で記者会見を行った。記者から10日フリーからの数日を問われて「4回転半に挑んだこと、成功させられなかったこと、頑張ってきたことや道のりとかその価値、結果としての価値観とかいろんなことを考えました」と感慨深げに話した。そして「ただ足首が痛いっていうのがあって」と負傷している右足首について言及した。

続けて「痛み止めもかなり強いものを許容量以上に飲んでいますけど。この3日間、オリンピックのことについてもそうですし、足首に関してもこの3日間ですごくケアしてくださったりとか。まだ歩くのは痛いですけど、最大限治療してくださったり、食事の面でもケアしてくださったりとか、そういうことに感謝したいなと思う3日間でした」と話した。

羽生は8日のショートプログラム(SP)で、冒頭の4回転サルコーの踏み切り時にブレードが穴にはまって1回転となるミスが出て8位発進。10日のフリーでは惜しくも転倒したが、前人未到の4回転アクセルに挑み、世界で初めて認定された。

フリー演技後、報道各社からの取材要請が殺到したためメディア対応が1度にまとめられ、この日の記者会見となった。

 

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