15歳のニューフェースがパワーリフターとしての第1歩を踏み出した。女子67キロ級の森崎可林(滋賀・立命館守山中3年)が、33、36キロに連続成功。3回目の40キロは失敗したものの、全日本の大舞台でデビューを飾った。

 「控室では緊張しましたが、前(プラットホーム)の出てからは堂々とできました」と森崎。多くのメディアに囲まれても落ち着いて対応する強心臓ぶりだった。日本体協が今春から実施しているアスリート発掘を目的とした「ジャパン・ライジング・スター・プロジェクト」に応募。パワーリフティングへの適性を見込まれて、幼少時から続けてきた競泳から転向した。

 本格的に練習を始めてまだ3カ月ほどだが「パワーリフティングで出会えてうれしいです。見ている方の応援が温かいし、長い時間をかけてやっていきたいスポーツです」。将来の大器として関係者からの期待も大きい。