ジャパンパラ陸上第1日が7日、群馬・正田醤油スタジアム群馬で行われ、平昌(ピョンチャン)パラリンピック・スノーボードで金、銅メダルの成田緑夢(24=近畿医療専門学校)が、走り高跳び(下肢機能障害などT44)で1メートル75をクリアした。

 「もう、100点満点ですね、はい。平昌の脳を生かしました」。試技前に突然、スノーボードのターンのようにバーの真っ正面から時計回りに半円を描く助走がひらめいて即実行。遠心力を使う新ジャンプ法で練習なしで臨んだ今季初の陸上大会で、自己ベストの1メートル80に迫った。

 平昌限りで冬季卒業を宣言し、夏季の五輪とパラ出場を「人生の夢」に掲げた。20年東京で挑む競技については「今、探し中です。秘密ということでお願いします。走り高跳びも選択肢の1つですが、決まったらお知らせします」。飛び切り明るい“緑夢スマイル”で言った。