【新カップルに聞いた〈3〉】うたまさ「今年、全日本V」チームココに「勝つ気です」

6月にカップル結成を発表した「うたまさ」こと吉田唄菜(20)森田真沙也(19)組(木下アカデミー)が8月12日、木下トロフィー争奪大会で演技を初披露しました。

「Real Wild Child (Wild One)」「Wild Side」「Wild Thing」の3曲を組み合わせたリズムダンス(RD)に乗せ、リフトなどを交えながら明るく舞いました。フリーダンス(FD)では「Rise of the Phoenix」を滑走予定です。

今季の目標は全日本選手権での優勝。笑顔が絶えない2人の意気込みを「うたまさの言葉」としてお届けします。

フィギュア

〈木下トロフィーで語った今季への思い〉

木下トロフィー争奪大会アイスダンスで演技を披露する吉田唄菜・森田真沙也組

木下トロフィー争奪大会アイスダンスで演技を披露する吉田唄菜・森田真沙也組

吉田唄菜(よしだ・うたな)

2003年9月6日、岡山県生まれ。本格的にアイスダンスを開始したのは中学1年。杉山匠海とのカップルで16年全日本ノービス優勝、17年トルン杯優勝。17――18年シーズン直前にカップル解消。19年1月に西山真瑚とのカップルを結成し、19年ジュニアグランプリ(GP)シリーズ米国大会6位、同シリーズイタリア大会6位。同年11月の全日本ジュニア優勝。21年1月に西山とのカップル解消を発表。21年5月に浦野誓二とパートナーを組むことを発表も、公式戦未出場のままカップル解消。同年6月から森田とのカップル結成。趣味は料理。身長153センチ。

森田真沙也(もりた・まさや)

2003年11月16日、京都府生まれ。中学2年からアイスダンスを開始。20年6月から来田奈央とのカップルを結成し、20年全日本ノービス選手権優勝。21年から全日本ジュニア選手権2連覇。22年から2年連続で世界ジュニア選手権出場。22年ジュニアGPシリーズチェコ大会3位。23年4月に来田とのパートナーを解消し、同年6月から吉田とのカップル結成。同志社大商学部在学。趣味は読書。身長165センチ。

アイスダンス経験ともに十分

――演技を振り返っていかがですか。

吉田 今日は…良かったです(笑い)

森田 全体的に良かったので、あとはもうちょっとブラッシュアップして、自分たちの武器を出せるようなプログラムにしていけたらと思っています。

――お2人の武器は何ですか。

吉田 2人ともアイスダンスが好きというのが伝わるのが、私たちの武器だと思うので。見ている人も楽しんでいただけるような演技が武器かなと今は思います。

森田 同じような感じです。2人で滑っていくところをプログラム全体を通じて、見ている人にも感じていただけるような、そんな演技を目指しています。

――あらためて、お2人がカップルを結成された経緯を教えてください。

森田 トライアウトをして、お互いに組みたい気持ちがあったので、先生方やチームで話し合ってという感じです。

――実際に組んだ相性はいかがですか。

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。