150秒にかける青春〈11〉ナショナルチーム西日本、高校生を中心に目指す世界一

チアリーディングの世界選手権が国内で開幕(11月23~26日、高崎アリーナ)する。シニア女子部門の日本代表として、ジャパンカップ大学部門覇者の帝京大学と、選考会で決まった東西のナショナルチームが出場。その3チームの紹介とともに全メンバーを掲載する。第1回は箕面自由学園が中心の西日本代表。

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スタンツを確認するナショナルチーム西日本代表

スタンツを確認するナショナルチーム西日本代表

ドラマが起きた選考会

高校部門では“絶対女王”が、挑戦者の立場として世界に挑む。

3チームが出場する日本代表のうち「ナショナルチーム西日本」は、8月のジャパンカップで4連覇を達成した箕面自由学園「GOLDEN BEARS」が中心のメンバー編成になった。

そこに立命館大学チアリーダー部「PEEWEES!」の4人と、2017年に世界一を経験しているトップの井川恵莉奈が加わった。

世界選手権のシニア女子は16歳以上が対象で、高校1年生で15歳の選手は出場できない。

8月27日に行われたナショナルチームの選考会。そこにもドラマがあった。

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編集委員

益子浩一Koichi Mashiko

Ibaraki

茨城県日立市生まれ。京都産業大から2000年大阪本社に入社。
3年間の整理部(内勤)生活を経て2003年にプロ野球阪神タイガース担当。記者1年目で星野阪神の18年ぶりリーグ制覇の現場に居合わせた。
2004年からサッカーとラグビーを担当。サッカーの日本代表担当として本田圭佑、香川真司、大久保嘉人らを長く追いかけ、W杯は2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会、ラグビーW杯はカーワンジャパンの2011年ニュージーランド大会を現地で取材。2017年からゴルフ担当で渋野日向子、河本結と力(りき)の姉弟はアマチュアの頃から取材した。2019年末から報道部デスク。
大久保嘉人氏の自伝「情熱を貫く」(朝日新聞出版)を編集協力、著書に「伏見工業伝説」(文芸春秋)がある。