【150秒にかける青春】箕面自由学園チア 後輩へつなぐバトン、被災地北陸への思い

引き継がれるバトンがある。チアリーディングの全日本高校選手権大会は1月27日から2日間、東京・武蔵野の森スポーツプラザで行われる。箕面自由学園「GOLDEN BEARS」はディビジョン1、2ともに大会2連覇を目指す。3年生にとっては高校最後の大会。元日に起きた能登半島地震の被災者へ、後輩へ、伝えたいメッセージがあった。(敬称略)

その他スポーツ

2連覇を目指す
高校最後の大会

1月も下旬に差しかかり、大阪に冷たい風が吹いていた。

夏のジャパンカップ、冬の全日本高校選手権。

3年生にとっては高校生活を締めくくる大きな大会が近づいていた。

午後2時半過ぎに「GOLDEN BEARS」が練習の拠点とする桂門ホールを訪ねた。

マットを広げ、練習の準備をしていたのは、その日は授業のない3年生の部員たちだった。

日本一で居続けること。

そして、日本一にふさわしい人間性を持ち合わせること。

目指す頂は高く、例えそこにたどり着いたとしても、さらに新しい目標を掲げ、進化していく。

高校選手権に向け、それぞれの思いを聞いた。

【2022年度 全日本高校選手権大会】

〈自由演技競技ディビジョン1 決勝成績〉

1 箕面自由学園

2 目白研心

3 千葉明徳

4 武蔵越生高

5 東京高

6位横浜女学院、7位愛工大名電、8位如水館、9位中京大中京、10位広尾学園、11位神奈川県立茅ケ崎高、12位都立雪谷高、大産大付、13位日大高、14位恵泉女学園、15位国士舘高、16位成立学園、17位立命館宇治、18位相模女子大高、19位都立国際高、法政大高、20位専修大付、21位女子聖学院、22位大阪学院高、23位広島県瀬戸内高、24位日大習志野、25位流通経大柏、26位明誠学院、27位神奈川県立百合丘高、28位富山第一、29位神奈川県立住吉高、30位作新学院、31位法政二高、32位富山商、33位高崎健康福祉大高崎、34位神奈川県立横浜緑ケ丘高、35位日体大荏原

(以上、決勝進出チーム)

会員限定ページにはSNSに届いた全員の2024年の目標と写真を掲載。

桜美林大学チアリーディング部初登場!

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編集委員

益子浩一Koichi Mashiko

Ibaraki

茨城県日立市生まれ。京都産業大から2000年大阪本社に入社。
3年間の整理部(内勤)生活を経て2003年にプロ野球阪神タイガース担当。記者1年目で星野阪神の18年ぶりリーグ制覇の現場に居合わせた。
2004年からサッカーとラグビーを担当。サッカーの日本代表担当として本田圭佑、香川真司、大久保嘉人らを長く追いかけ、W杯は2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会、ラグビーW杯はカーワンジャパンの2011年ニュージーランド大会を現地で取材。2017年からゴルフ担当で渋野日向子、河本結と力(りき)の姉弟はアマチュアの頃から取材した。2019年末から報道部デスク。
大久保嘉人氏の自伝「情熱を貫く」(朝日新聞出版)を編集協力、著書に「伏見工業伝説」(文芸春秋)がある。