150秒にかける青春〈12〉1400人が涙した GOLDEN BEARS優勝報告会
1991年創部の箕面自由学園チアリーダー部「GOLDEN BEARS」は努力を重ね、39度目の日本一に立った。8月のジャパンカップで4連覇を達成。11月1日に大阪・箕面市内に1400人を集めて盛大に優勝報告会が開かれた。この日、彼女たちは「主役」になった。
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歩んできた道のり
陽が沈んだ会場に人だかりができていた。
真新しい箕面市立文化芸能劇場に保護者や一般市民を含め、超満員の1400人が集まる。
午後6時50分。全員が着席すると、5分遅れで式は始まった。
照明が落ちた場内。静かな空間に平原綾香の「Jupiter」が流れる。
歩んできた道のりが、映像で映し出された。
それは日本一になるまでの軌跡。
時間をかけて築き上げてきた努力の結晶。
多感な時期。たくさんのものを犠牲にし、部員全員で追い求めてきた1つの夢がかなうまでの足跡だった。
その映像だけで観衆はこらえきれず、涙した。
そこには、美しさだけではない何かがあった。
なぜ、彼女たちの姿は人の心をつかむのだろう。
舞台に全員が出てくる。
音楽とともに壮大なスタンツ、華麗なタンブリングが繰り広げられていった。
そこに、輝く笑顔の部員がいる。
彼女は幼い頃から「BEARS」に憧れていた。
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茨城県日立市生まれ。京都産業大から2000年大阪本社に入社。
3年間の整理部(内勤)生活を経て2003年にプロ野球阪神タイガース担当。記者1年目で星野阪神の18年ぶりリーグ制覇の現場に居合わせた。
2004年からサッカーとラグビーを担当。サッカーの日本代表担当として本田圭佑、香川真司、大久保嘉人らを長く追いかけ、W杯は2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会、ラグビーW杯はカーワンジャパンの2011年ニュージーランド大会を現地で取材。2017年からゴルフ担当で渋野日向子、河本結と力(りき)の姉弟はアマチュアの頃から取材した。2019年末から報道部デスク。
大久保嘉人氏の自伝「情熱を貫く」(朝日新聞出版)を編集協力、著書に「伏見工業伝説」(文芸春秋)がある。
