【朝乃山を追う:25年名古屋場所〈下〉】発熱で最悪の場所休み…黒まわしは捨てる

大関経験者の朝乃山(31=高砂)が、1年ぶりの関取復帰を決めました。西幕下筆頭で臨んだ7月の名古屋場所を5勝2敗。同場所後に行われた秋場所(9月14日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議で、再十両昇進が決定しました。昨年5月の夏場所を右膝痛で全休。同7月の名古屋場所で、左膝前十字靱帯(じんたい)断裂などの大けがを負い、合わせて5場所連続休場の長期離脱後、三段目から再起して3場所で、まずは十両まで番付を戻すことを決めました。「上」では名古屋場所の戦いぶりや部屋での様子などを紹介。「下」では、1週間の場所休みを挟み、都内の高砂部屋で再開した8月4日の稽古後のコメントを、一問一答でお伝えします。

大相撲

「愛と正義」と刺しゅうされたタオルで汗をふく朝乃山(2025年8月4日撮影)

「愛と正義」と刺しゅうされたタオルで汗をふく朝乃山(2025年8月4日撮影)

参加できなかった写真撮影

―当初は7月30日に行われた、朝翠龍関と朝白龍関の新十両会見の最後に、一緒に写真撮影する予定でした。体調不良で参加できませんでしたが、その後は大丈夫ですか

朝乃山大丈夫です。

―どんな症状だったのですか

朝乃山風邪です。

―点滴も打っていたという情報もありますが

朝乃山(「会見」と聞き間違えたようで)いや、記者会見はしないですけど、写真撮影には一緒に来てと言われていて。でも、39度ぐらい熱が出ていて。まあ、メインは僕じゃないので。あの2人なので。

十両昇進が決定し、ガッツポーズする石崎改め朝翠龍(左)と朝白龍。中央は高砂親方(元関脇朝赤龍)。本来なら朝乃山も記念撮影に参加する予定だったが…(2025年7月30日撮影)

十両昇進が決定し、ガッツポーズする石崎改め朝翠龍(左)と朝白龍。中央は高砂親方(元関脇朝赤龍)。本来なら朝乃山も記念撮影に参加する予定だったが…(2025年7月30日撮影)

―正式に再十両昇進が発表されましたが、どんなお気持ちですか

朝乃山いやぁ、もう全然。まだ通過点ですので。何の喜びもないですし。ここからが新たなスタートですし、十両は15番取りますので。まあ、相手も大柄なタイプとか、圧力が強い関取も増えていきますので。

―楽しみな気持ちの方が強いですか

朝乃山七番相撲よりも、やっぱり15番取った方が、楽しみというか、自分自身も楽しいですし。毎日取れるので。そっちの方が合うかなっていうのは、自分としてはあります。

―7番の難しさはありますか

朝乃山取って、次の日に相撲がない、下手したら2日連続で相撲がないですし。まあ、そういうふうに言っていたら、言い訳になるんですけど。前は、15日間連続で取ってましたので。早く、そこに戻って相撲を取りたいというのがありましたね。

稽古を再開し、すり足を繰り返した朝乃山

稽古を再開し、すり足を繰り返した朝乃山

―名古屋場所が終わってからは、今日(8月4日)が稽古再開ということでよかったですか

朝乃山そうですね。場所休みはずっと、風邪で死んでたっす。最悪の場所休みでした(笑い)。

―東京に戻ってきたのは

朝乃山木曜日(7月31日)です。

「あいつ何してんねん」

―8月は部屋で稽古していくと思いますが、テーマなどはありますか

朝乃山まだ8月は暑いので、この年齢ですし、あまりやりすぎず、夏バテ対策もしながら。相撲は、まだまだ甘い部分があると思いますので、そこは稽古で補っていくしかないです。しっかり基礎を徹底的にやって。名古屋は宿舎がいなかだったので、周りにジムとかがなくて。東京に来たら、周りにジムがたくさんありますので、稽古が終わって(足りない部分の)カバーはジムに行ったり、下半身を徹底的に鍛えて、けがしないようにしたいです。

―体のケアで大事にしているところは

朝乃山うーん…。大事にしているケアって何ですか(笑い)。ケアだと、あんまりないですかね。しっかり整体とかに行って、治療してもらえば問題ないと思います。

―左膝の電気治療は、まだ行っていますか

朝乃山いや、あれはもう行ってないですね。

稽古の途中で高砂親方(左)に声を掛けられ、明るい表情を見せた朝乃山

稽古の途中で高砂親方(左)に声を掛けられ、明るい表情を見せた朝乃山

―同部屋から46年ぶりに3人同時に十両昇進しましたが、一緒に昇進できたことについては

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1999年入社。現在のスポーツ部ではサッカー(1)→バトル→五輪→相撲(1)→(5年半ほど他部署)→サッカー(2)→相撲(2)→ゴルフと担当。他に写真部、東北総局、広告事業部にも在籍。
よく担当や部署が替わるので、社内でも配った名刺の数はかなり多い部類。
数年前までは食べる量も社内でも上位で、わんこそばだと最高223杯。相撲担当になりたてのころ、厳しくも優しい境川親方(元小結両国)に「遠慮なく、ちゃんこ食っていけ」と言われ、本当に遠慮なく食べ続けていたら、散歩から戻った同親方に「いつまで食ってんだ、バカヤロー!」と怒られたのが懐かしいです。