9月の岐阜G2共同通信社杯を制し、今回も注目された新鋭の山口拳矢(25=岐阜)は、2予A10Rで9着に終わった。ビッグレース6大会目で初めて準決進出を逃す結果となり、レース後はヘルメットを荷物入れに放り投げ、悔しさをにじませた。

打鐘から果敢に飛び出して先制した。3番手以下と車間が空くハイペースだったが、弥彦名物の長い直線で力尽きた。「自分の中ではペースで駆けていたつもり。(勝ち上がりの)4着までには残れると思ったんですが…。今思えば、もう少し流せるところはあったかもしれません」と静かに振り返った。