朝から雨が降り続き、肌寒いレベルではなく、冷たいコンディションで準決が行われた。取材エリアにはストーブが置かれ、レースを終えた選手も、体が冷えないうちにクールダウンに向かう姿が目に留まった。
3日間通して、王者にふさわしいのは古性優作だ。連日、狙った位置を回って3連勝。誰にも位置を邪魔されず、ただ淡々と好位を回る。みんな古性と位置取り勝負しても勝てないと分かっているからだ。
古性-南修二のラインはヒールのイメージが強い。しかし、自在選手や追い込み選手(マーク選手)としての役割は王道だ。ただ、決勝は車番が良くないので、それをどう克服するか。
そこが追い風になるのは犬伏湧也だ。勝ち星はないものの、内容は文句なし。コンディションの悪さもあって、準決10、11Rの先行選手(新山響平、真杉匠)は残らなかった。先行一本の犬伏には精神的に押しの材料が多くなかった。
しかし、「後方になってもまくれないので、初手に気をつけて組み立てた」と言う。それが、スタートけん制につながった。雨谷一樹の突っ張りがあり、「あそこで足を使ってしんどかった」と話したものの、3着とはいえ松浦悠士を振り切ったのは見事だった。
決勝は先行1車になった。1番車に佐藤慎太郎がいるので、小松崎大地は犬伏の3番手を狙うと思う。古性はサラ足で3番手を回るのは難しいので、犬伏をたたくレースも考えているだろう。展開、脚力ともに犬伏が有利に動くとみた。(日刊スポーツ評論家)
◆ヤマコウの印 ◎犬伏湧也 ○諸橋愛 ▲古性優作 ☆和田健太郎 △佐藤慎太郎























