決勝が12Rで行われ、中川誠一郎(39=熊本)が16年・静岡日本選手権以来となる2度目のG1制覇を達成した。

周回は吉沢純平-武田豊樹-佐藤慎太郎、中川、松浦悠士-香川雄介-小倉竜二、和田真久留、吉田敏洋の順。赤板で吉田がインを切ると、和田も踏み上げた。これを打鐘で吉沢-武田-佐藤がたたいて先行態勢。佐藤に続いた中川に、前受けの和田が絡んだ。

外に浮いた中川は最終ホーム手前から単騎でスパートし、吉沢をカマして主導権を奪取。吉沢は番手に入ったが、離れ気味の追走で動けず、5番手の和田、6番手の松浦も不発に終わった。

快調に飛ばした中川が逃げ切り1着。吉沢マークの武田は伸びを欠き、その後ろから佐藤が強襲して2着に、吉沢が3着に入った。

◆中川誠一郎の話 主導権を取るのは関東かなと思って、その後ろから攻めたかった。でも、外に浮きそうになったので、行くしかありませんでした。苦しかった。気持ちが入りました。熊本競輪(震災のため休止)再開へ頑張っていきます。

2車単(1)(9)は1690円、3連単(1)(9)(5)は2万5260円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)