近沢諒香(19=三重)は身長152センチと小柄だが、常にスケールの大きな競走を心掛けている。

「ファンに応援される選手になりたい。それには前前で戦わないと」と、先行に強いこだわりを持つ。

信奉している師匠は「レジェンド」と呼ばれる萩原操(56=三重)だ。

「先日、師匠が最年長のA級優勝記録を塗り替えました。お父さんよりも年上なのに、本当に化け物ですよ。私も続いていかないといけませんね」

予1・6Rは主導権を狙ったが、自力イメージのない岡本二菜の奇襲に遭い、見せ場を作れず5着。「2日目こそバックを取ります」と、予2・6Rでのリベンジを誓った。