川北浩貴(48=滋賀)が2勝目をマークした。

前半8R、スタートはインの石塚裕介がコンマ04と踏み込む中、ほぼ横一線でのスタート。しかし、スリット過ぎに川北が4コースから伸ばす。1Mは3コースの古田祐貴の先攻めを見て瞬時に差しに変化。2番差しからバック中間地点は4番手だったが、最内から再び伸ばして猛追すると、1周2Mで先頭を走る石塚が他艇と接触してターンが流れた。川北は差すと内側有利に逆転してゴールした。決まり手は“抜き”だった。後半メイン12R特選は、5コースから4着だった。

「少し伸び寄りで出足も悪くない。ただ、後半は乗りにくかった」と舟足を評価した。伸びに関しては森秋光、中村泰平らと互角。これを上回るのは同県の和田操拓(36=滋賀)くらいなだけに、上位であることは間違いない。

その和田は5Rでコンマ01という痛恨のフライングに散った。「(レバーを)放ったけど、出ていった。足は間違いなく節一。行き足は、人生で一番いい。展示から乗り心地も良かった」と悔しさをにじませた。同じく同県の山田晃大(30=滋賀)は得点率5・80で井上恵一、下條雄太郎ら3人が並ぶ17位タイに付けた。3人が仲良くペラをたたく姿を見る機会が多い今節。和田の悔しさを晴らすのは、総大将の川北か、それとも若武者の山田か。予選ラストの4日目が見ものだ。