地元の武田哲二が8Rを制した。S級では08年2月以来、13年ぶりの勝利だ。

「初日の中西(大)君、そして藤井(昭吾)君と、連日前が頑張ってくれたおかげですが、うれしいですね」。

6年間、向日町の開催指導員を続けて昨年、京都支部長になった。開催指導員の間は地元あっせんがなく、向日町でのレースは今回が約7年ぶりだった。「初めての競輪場を走るような気分で新鮮でした」と笑った。

前期は7月岐阜を皮切りに3度の落車で苦しんだ。「今ある力を落とさないようにやって、やっと前回くらいから体が動くようになってきた。回復して体調は上がっています」。

最終日は11Rに出走する。京都の“戦う支部長”に今後も注目だ。