今期、屈辱のチャレンジ降格となった松永晃典(46=静岡)が再起を誓った。

7月に循環器系の不調を感じて休養を取った。「やっとけがが良くなってきたらこれでしょ。気が休まる時がなかったです」。これまで何度も大きなけがから立ち直った松永でも、さすがに「引退」の2文字が頭をよぎった。

そんな時に、大きな舞台でともに戦ってきた海野敦男が、バイク誘導を買って出てくれた。そのかいあって、復帰戦の前回名古屋は<2><5><3>と成績をまとめた。「チャレンジ戦も強い若手がいてタイムがいい。いい刺激になった。辞めるのは簡単。もう1回頑張ってみます」。

全盛期の脚力ではないが、もともと気持ちで走るタイプ。予選5Rは、南関ラインの3番手から空いたコースを突っ込む。