ガ予2・7Rで石井寛子(36=東京)が、最終ホーム手前から逃げ切り、通算500勝を達成した。「今朝になって記者さんの数が急に増えて緊張してしまった。番手絶好のような展開にはならないだろうし、構えたら失敗すると思った。先行は頭にありました」。

これまでガールズ初の通算獲得賞金1億円、優勝回数100回(現在は137回)など、数々の金字塔を打ち立ててきた石井が、また1つ大きな偉業を成し遂げた。

「レースを走れて練習ができる日々に感謝している。この気持ちが続くかぎり、まだ頑張れそうです。次は700勝と、神山(雄一郎)さんの記録(893勝)を目指します」。決勝では、自身が昨年5月に達成した全場制覇の上書きをして、メモリアルに花を添える。

なお、通算勝利数は、奥井迪(461勝)、山原さくら(442勝)、児玉碧衣(431勝)が石井を猛追している。