選手会埼玉支部長を努める若井友和(48=川口)が、大会初とともにG2初制覇。

グレードレース通算8度目の優勝を飾った。

各レーサーがテクニックを存分に発揮。経験豊富なベテラン選手による競演は、白熱した攻防となった。1番人気に推された内山高秀が、10メートルオープンの2枠からトップスタート。同期の篠原睦が続いて混戦ムード。レースは中盤に動いた。篠原が同期の内山を差して先頭へ。ここで若井は冷静にインで我慢した。「エンジンは試走から良かった。最後は届かないと思ったけど、インに向けたら伸びてくれた」。ラストチャンスを逃さず、最終8周3角で篠原、内山の2者をまとめて突破。大激戦を制した。「自分らしい、いい内容のレースができた」。満足の表情でコメントした。華の25期のレジェンドが、オートレースの醍醐味(だいごみ)を見せた。

次走は、地元川口のG1開設記念(2月8~12日)に凱旋(がいせん)。常にファンを優先に考えるリーダーが、勢いを止めない。