豊田健士郎(27=三重)は、準優勝戦11R、1枠から先マイも、2枠から鋭く差した定松勇樹に屈し、2着。優勝戦は3枠だ。

さすがにレース後すぐは、がっくりと肩を落として少し残念な表情を見せた。だが、そこはすぐに気持ちを切り替えて前を向いた。「定ちゃん(定松勇樹)がいいターンしてたんで。(向こうが2コースで)コース幅を取られた分かな…。スタートは潮が強いし、もうちょい踏み込めたかも。今はどちらかといえば(1Mで)落とし過ぎの方ですね」とまずはレースでの反省から口にした。

ただ、今節はずっと前回、51号機を駆って仕上げてくれた山崎義明に感謝の言葉を口にしている。「レース足がいい。(前回使用者の)山崎義明さんのおかげ。行き足が良くてつながりがいいのでは。バランス取れて上位あるのでは。もう何もしません」と、エンジンの手応えは悪くない。

ここまで今年5度の優勝を誇る豊田。勝てば年間6度目の優勝で来年3月SGクラシック出場がかなり現実的となる。

「勝てば6V? 神様に祈ります。優勝できる時は序盤からいい時。仕上がりがいい時ですね。1枠ならいいけど、3枠だけに…。どうにか波乱が起きてくれることを願いたい。たぶん、僕が(優出6選手の中で)一番、自然体だと思いますよ」。肩の力の抜けたファイナル。得意のまくりで初SG行きが現実的となる出場切符をもぎ取る。