一度は捨てた故郷に錦を飾りたい。今年、千葉籍に戻った浦部郁里(36=千葉)は、5月から松戸で練習をしてきた。「不義理をした分、結果で恩返しがしたかった。決勝に乗れなかったらまずいと思っていました」。
初日の4着を挽回するために、予2B3Rは、号砲と同時に前を取り、自力のある亀川史華を迎え入れる作戦に出た。これが功を奏して2着に入り、ムネをなで下ろした。
過去の優勝は、デビュー翌年の13年に松戸、松山で2度。以降は遠ざかっている。「初日から大きくセッティングを変えたら良くなった。最終日もこれでいきます」。決勝B5Rは、全身全霊で優勝を取りにいく。