飛ばずに翔んだ! 地元の中沢和志(47=埼玉)が、インからサイドのかかったターンの弧を描いて逃げ、前節尼崎に次ぐ連続優勝、今年5度目、通算77度目の優勝を飾った。まくり差した渋谷明憲が2着、差した明石正之が3着に入った。

スタートはダッシュ勢が優勢だったが、中沢もコンマ13を踏み込んだ。「滝沢さんのぶち込みにびびってたけど、良かった。やっぱり行き足、回り足が良かったね」。3コースから攻める支部先輩を封じ、インから飛ぶ(=敗れる)ことなく、的確に押し切った。大会タイトル「翔んで埼玉カップ」の期待に、きっちりと応えた。

今年の優勝を5度に伸ばし、来年のSG戸田クラシックへ大きく前進した。「優勝できたらとは思って来た。でも、あと1回は必要でしょ? 難しいよ。うちにはスーパーエース(桐生順平)がいるから」。こう笑い、いつものようにおどけたが、“優勝”を意識したフレーズが出ることが珍しいこと。年内に出走予定の福岡、桐生へ秘めた闘志をぶつける。