地元の悔しさを、地元で晴らした。砂長知輝(24=埼玉)が、2コース差しから恵まれで、昨年8月の戸田以来、通算3度目の優勝を飾った。人気を集めた辻栄蔵は痛恨のフライング。差し浮上の宗行治哉が2着、鈴木博が3着に入った。

ピット離れの鋭い宗行が3コースを奪い、進入は125・346の3対3に並んだ。辻がスタートを突っ込む中、砂長は冷静に立ち回った。「スタートは1回、アジャストしました。遅れ差しの展開になりましたけど、出足はかなり良かった。緊張はしたけど、冷静に走れました」。自力で周囲に重圧はかけられなかったが、最善の対応が勝運を引き寄せた。

7月から待望のA1級に昇格。その最初のシリーズで見事に優勝を飾った。「何よりゴールデンウイークを挽回できたことが一番うれしい」。今年5月の地元戦で予選トップ通過をしながらも準優敗退(5着)。優出すら逃した前回の借りを返した。

次走は尼崎、その次には2度目のG1、初の周年記念となる芦屋出走が待つ。「いつも通りのレースをしてどこまで通用するか。優勝戦に乗るつもりで行きます」と、さらなる飛躍への決意を示した。