S決勝12Rでは、単騎の阿部将大(29=大分)が、最終3角まくりで激闘を制した。24年7月の別府以来、5度目のG3制覇。2着は飯野祐太、3着には取鳥雄吾が入った。
前受けの岩本俊介-武藤龍生-柿沢大貴を、後方から飯野-山崎芳仁-五日市誠が切る流れ。最後方の阿部は、打鐘で前に出た取鳥-小倉竜二後位にスイッチ。そのまま取鳥が先行し、2角まくりの岩本に合わせて阿部が3番手からスパートし、取鳥をのみ込んだ。勝負勘がさえた。「周りの動きを見ながら、(取鳥)雄吾さんが行きそうだなと」。全て思い通りの展開で、会心の勝利だった。
この日、04年のKEIRINグランプリを制した先輩・小野俊之が、24日から地元別府で開催されるシリーズで引退することが分かった。「大分といったら小野さん。そのイメージを僕に変えられれば」。大分のエースへの道を着実に歩み、その先にはタイトル獲得の野望がある。「G1しか見ていない。九州を代表する選手になりたいです」。昨年G1覇者となった嘉永泰斗に続けとばかりに、今年はさらに大きい舞台での活躍を誓った。【川村恵太】





















