次こそは、そのゴールをチームの勝利に結びつけたい。柏レイソルFW瀬川祐輔(24)は、9月30日の浦和レッズ戦で自身J1初となる4試合連続ゴールを達成した。柏でJ1リーグ戦4試合以上連発は、09年のFWフランサ以来9年ぶり6人目(7度目)。ただ、期間中のチームは1分け3敗と4戦勝ちなしで、J2降格圏の17位に低迷している。

J1が年間18チームの現行方式となった05年以降、4試合以上連続ゴールは過去に延べ70人が記録しているが、期間中にチームが未勝利だったのは、05年の東京VのFWワシントン(3分け1敗)、08年の札幌FWダビ(1分け3敗)に次いで10年ぶり3人目の珍しいケース。本人は「チームが勝てなかったことが何よりも大事。全く満足していないです」と話していた。

それでも、何もできずに勝ち点3を逃しているわけではない。次節6日の広島戦でも得点を決めれば、95年のFWベンチーニョがマークした5戦連発のクラブ記録に23年ぶりに並ぶ。そのゴールはチームの光明でもある。

【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)