ヴィッセル神戸が首位を快走する。開幕6試合で5勝1敗の勝ち点15。開幕6戦時に勝ち点15は2017年以来の好発進だ。ただ、6年前はその後3連敗で失速。最終的に9位でシーズンを終えた。吉田監督は「まだ序盤。順位は気にしない」と気を引き締める。
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6年前の失敗は繰り返さない。今季の神戸は日本代表としてFIFAワールドカップ(W杯)を経験した4人がチームの中心として活躍。FW大迫勇也(32)FW武藤嘉紀(30)MF山口蛍(32)DF酒井高徳(32)と、円熟味を増した4人の実力者がそれぞれ持ち味を発揮している。
大迫はチーム最多の3ゴール、武藤はリーグトップの4アシスト(1得点)。この2人の連係もさえ渡る。山口は豊富な運動量で中盤を支え、6試合連続フルタイム出場で1得点1アシスト。酒井は右サイドバックとして安定したプレーを披露し、今季は既に自己最多の2ゴールを挙げている。先発の平均年齢は28・4歳。30歳以上の選手が計7点はリーグ最多だ。
同じく開幕6戦で勝ち点15を得た17年のメンバーを見ると、先発の平均年齢は26・7歳。今季より2歳近く若く、日本代表の主軸として活躍した選手はいなかった。30代はともに30歳だったFW渡辺千真とDF橋本和の2人。前年のJ1得点王の32歳FWレアンドロは開幕戦で負傷離脱した。夏場に元ドイツ代表FWポドルスキを獲得したものの、立て直すことはできなかった。
今季は国際Aマッチ出場合計176試合の日本代表経験者4人が健在。元スペイン代表MFイニエスタ(38)も前節1日の京都戦で今季初めてベンチ入りした。その上で働き盛りのMF汰木康也(27)や元世代別日本代表キャプテンのMF斉藤未月(24)らが躍動し、新人のMF泉柊椰(22)も3月18日の鳥栖戦(1-0)で初先発初ゴールをマークした。ベテランから若手まで。大崩れしそうにない充実の戦力でJ1初制覇に突き進む。
<30歳以上の選手の得点数> カッコ内は今季第6節終了時のリーグ順位
7 神戸(1位)
5 広島(4位)
4 名古屋(2位)
4 浦和(3位)
4 東京(9位)
3 京都(7位)
3 G大阪(16位)
2 横浜(6位)
2 新潟(12位)
2 川崎F(10位)
2 C大阪(10位)
2 鹿島(13位)
2 鳥栖(14位)
2 札幌(15位)
1 福岡(5位)
1 柏(18位)
0 湘南(8位)
0 横浜FC(17位)
※試合開催時の年齢で集計
○…今季のJ1は30歳以上の選手が活躍するチームがそのまま上位につける。神戸だけでなく、スピードに衰えが見られない34歳FW永井謙佑が3得点の名古屋が2位、36歳FW興梠慎三を最前線に置く浦和が3位、34歳DF塩谷司が2得点の広島が4位。J1デビューを果たす若手が増えている一方で、こうした経験豊富なベテランの力はまだまだ欠かすことができない。




